多くの企業やサービス部門では、ビデオ セッションを利用してそれぞれのクライアントとインタラクションを行っています。会話している相手を見ることができたり、お互いが言及しているオブジェクトを見ることができるのは、多くの場合に有益です。コンタクトにビデオをプッシュして、製品のデモや広告などの情報をコンタクトに提供することもできます。ビデオ インタラクションによって、医師、整備士、技術者は問題を視覚的に評価することができます。以下の条件が存在する場合は、コンタクトとのビデオ会議に参加することができます。
社内にビデオ会議機能が装備されていて、エージェントがビデオ会議を行えるようになっている
エージェントのワークステーションにWebカメラが接続されている
コンタクトがインターネットを介してビデオ ストリームを送受信できる
コンタクトは、ビデオを可能にするテクノロジ(3Gモバイル テレフォニ テクノロジなど)を搭載したデバイスを備えている必要があります。ビデオ カメラを搭載した多くの携帯電話は、ビデオ テレフォニのアクセスを可能にします。携帯電話に搭載されたビデオ カメラは、相手のコンタクトが自分にビデオ ストリームを送信できるようにします。インタラクションが音声の呼で始まったら、エージェントまたはコンタクトはボタンを押して、その呼のビデオ ストリーム部分を有効にします。音声インタラクションの最中は、[ビデオ ストリームの有効化]ボタン()をクリックして、コンタクトとのビデオ会議に参加することができます。
[ビデオ ストリームの有効化]ボタンをクリックすると、ビデオ セッションが個別のウィンドウで開きます。
以下の表は、[ビデオ]ペインにあるビデオ セッション用の機能を定義しています。
|
アクション |
機能 |
|
会議 |
コンタクトや1名以上の他のエージェントと、音声会議インタラクションを行うことができます。クリックして他のエージェントを選択します。詳細については、「会議の使用」を参照してください。 |
|
会議完了 |
音声会議インタラクションを完了します。このボタンは[会議]ボタンに切り替わります。 |
|
転送 |
音声インタラクションを別のエージェントやキューに転送できます。詳細については、「受信呼および発信呼での転送の使用」を参照してください。 |
|
転送完了 |
音声インタラクションを別の人に転送できます。クリックすると、電話番号を入力できるウィンドウが開きます。 詳細については、「受信呼および発信呼での転送の使用」を参照してください。 |
|
保留 |
コンタクトを保留にします。このボタンは[保留解除]ボタンに切り替わります。 |
|
保留解除 |
コンタクトが保留中であることを示します。クリックするとコンタクトを呼び出します。このボタンは[保留]ボタンに切り替わります。 |
|
ビデオ ストリームの有効化 |
ビデオ ストリームを一時的にオフにしていた場合は、そのビデオ ストリームを再開できます。このボタンは[ビデオ ストリームの無効化]ボタンに切り替わります。 |
|
ビデオ ストリームの無効化 |
ターゲットとのビデオ ストリームを一時的にオフにできます。このボタンは[ビデオ ストリームの有効化]ボタンに切り替わります。 |
|
プッシュ ビデオの開始 |
[プッシュ ビデオ選択]パネルが表示されます。 |
|
プッシュ ビデオの停止 |
選択したプッシュ ビデオの表示が停止し、ビューが[ビデオ セッション]ペインに戻ります。 |
|
[ビデオ]ペインのサイズ |
最初のボタンでは、ビューとプレビューを切り替えることができます。デフォルトでは、ビューの方がプレビューよりも大きくなります。クリックすると、プレビューがビューよりも大きくなります。
2番目のボタンは一種のピンであり、このウィンドウを他のすべてのウィンドウよりも常に手前に表示できます。 |
|
切断 |
ビデオ セッションを終了します。 |
|
完了のマーク |
[切断]をクリックした後に使用できます。クリックすると、ビデオ セッションの終了時にウィンドウを閉じます。その後、Genesys Desktopによってそのビデオ セッションがコンタクト履歴に追加されます。 |
|
メモ |
現在のインタラクションについてのコメントを入力して、それらをコンタクト履歴に保管できます。インタラクションを転送する理由はメモに自動的に追加されます。「コンタクト履歴の使用の概要」および「メモの使用」を参照してください。 |
|
添付データ |
インタラクションに関する情報を提供します(アカウント番号やサービスのタイプなど)。「添付データ」を参照してください。 |
|
カスタム データ |
インタラクションに関連する追加情報が含まれているカスタム データ。カスタム データを修正することはできますが、追加したり削除することはできません。 |
|
後処理コード |
後処理コードに含まれるチェックリストのオプションをクリックして、インタラクションの結果を指定できます。システムによっては、終了コードを選択しなければ[完了のマーク]をクリックできないように構成されています。このタブが表示されないようにシステムが構成されている場合もあります。 |
右側のペインには、[顧客レコード]、[リソース]、[コブラウズ]という3つのサブペインがあり、さまざまなタイプのインタラクションに共通するツールが含まれています。これらのサブペインは、適切なボタンをクリックすることにより切り替わります。
[顧客レコード]ペインでは、コンタクトのデータベースにアクセスして、各コンタクトのコンタクト履歴を確認することができます。
[リソース]ペインでは、標準的応答データベースにアクセスすることができます。このデータベースには、インタラクションの際に使用できる事前規定の応答が含まれています。応答は現在の呼に合うようにカスタマイズすることができます。
[コブラウズ]ペインでは、自社のWebサイトを顧客と閲覧することができます。