スーパーバイザ作業域では、コンタクト センター オブジェクトに関する複数の統計を表示することができます。たとえばコンタクト センターは、エージェントに関する次のようなテレフォニ パフォーマンス統計を収集することができます。
合計インバウンド呼数
平均インバウンド時間
合計アウトバウンド呼数
平均アウトバウンド時間
合計コンサルティング呼数
平均コンサルティング時間
平均処理時間
合計内線呼数
管理者は、各統計に次のようなしきい値を1つ以上定義することができます。
下限しきい値(ターゲット未満):
マイナー
メジャー
重大
上限しきい値(ターゲット超過):
マイナー
メジャー
重大
しきい値テンプレートには、特定のタイプのオブジェクトに関する一連のしきい値が含まれます。たとえば、コンタクト センターは、消費者対象営業呼を処理するエージェント用の次のようなしきい値テンプレートを作成することができます。
エージェントしきい値テンプレート―消費者対象営業
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下限しきい値 |
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統計 |
重大 |
メジャー |
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平均インバウンド時間 |
00:02:00 |
00:02:30 |
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平均アウトバウンド時間 |
00:03:00 |
00:03:30 |
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平均コンサルティング時間 |
00:02:30 |
00:03:00 |
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平均処理時間 |
00:04:00 |
00:04:30 |
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特定のオブジェクト タイプに対して複数のしきい値テンプレートを定義することができます。そのため、同じコンタクト センターが、企業対象営業呼を処理するエージェント用の別のしきい値テンプレートを定義することができます。
エージェントしきい値テンプレート―企業対象営業
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下限しきい値 |
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統計 |
重大 |
メジャー |
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平均インバウンド時間 |
00:04:00 |
00:04:30 |
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平均アウトバウンド時間 |
00:05:00 |
00:05:30 |
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平均コンサルティング時間 |
00:04:30 |
00:05:00 |
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平均処理時間 |
00:06:00 |
00:06:30 |
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コンタクト センターは、消費者対象営業呼を処理するエージェントに対して消費者対象営業しきい値テンプレートを適用し、企業対象営業呼を処理するエージェントに対して企業対象営業しきい値テンプレートを適用することができます。
詳細については、「しきい値テンプレートの定義」および「オブジェクトに対するしきい値の割り当て」を参照してください。
しきい値の違反が生じた場合は、以下のアクションが発生します。
統計がテーブル内に表示されている場合、スーパーバイザ作業域内の対応するテキストやテーブル セルの色が変わります。色の変化はアクション テンプレートで定義されます。詳細については、「アクション テンプレートの定義」および「ユーザに対するアクション テンプレートの割り当て」を参照してください。
[アラーム指示アイコン]オプションを有効にすると、統計を示すテーブル セルに[アラーム]アイコンが追加されます。詳細については、「主要域とコントロール」を参照してください。
アラームが生成されます。各アラームに、次のような情報が示されます。
統計名
統計の現行値
現在のアラーム レベル(重大、メジャー、マイナー)および方向(超過または未満)
現行のアラーム レベルのアラームの持続時間
いずれかのアラーム レベルの持続時間
アラームは、統計を備えたすべてのオブジェクトの詳細情報に含められます。詳細については、「オブジェクト リストとオブジェクトの表示の概要」を参照してください。
基盤のオブジェクト リストとオブジェクトの集約アラーム レベルは自動的に更新されます。個々のオブジェクトで異常な集約アラーム レベルが発生すると、そのオブジェクトはリスト ペインの[アラーム]タブに追加されます。各テーブル項目には、次のような情報が示されます。
オブジェクト名
集約アラーム レベル(重大、メジャー、マイナー)
重大アラーム数
メジャー アラーム数
マイナー アラーム数
詳細については、「集約アラーム レベル」を参照してください。
アラーム通知を電子メールで送信するように管理者がシステムを構成している場合は、1人以上の担当者がアラーム通知電子メールを受け取る可能性があります。
管理者の場合、詳細については「電子メールを使ったアラーム通知の概要」を参照してください。