他のタスクの実行中に、オブジェクト リストと個々のオブジェクトの状況やアラーム レベルを監視するには、クイック ダッシュボードを使用します。クイック ダッシュボード項目をクリックすると、対応するオブジェクト リストまたはオブジェクトがスーパーバイザ作業域に表示されます。
クイック ダッシュボード項目は、特定のオブジェクト リストまたは個々のオブジェクトを表します。たとえば、あるクイック ダッシュボード項目は特定のエージェント グループ内のエージェントのリストを表していたり、別のクイック ダッシュボード項目はACDキューを表していたりします。
各クイック ダッシュボード項目は、オブジェクト リストまたはオブジェクトのタイプを特定するアイコンを備えています。エージェント、エージェント グループ、作業場所、または作業場所グループを表す項目の場合、2番目のアイコンにはオブジェクトの基盤となる作業状態が反映されます。
また、どの項目も基盤となるオブジェクト リストまたはオブジェクトの集約アラーム レベルを反映するカラー バーを備えています。アラーム レベルの詳細については、「アラームの表示の概要」を参照してください。
以下の操作を行うこともできます。
各項目の最下部に配置されているカラー バー内にオブジェクト リストまたはオブジェクトの名前を表示する
クイック ダッシュボード項目の複数の行を表示する
詳細については、「クイック ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。
管理者は、クイック ダッシュボード構成を作成して、それを複数のスーパーバイザに割り当てることができます。事前定義されたクイック ダッシュボード構成をロードするよう管理者から指示された場合は、「クイック ダッシュボードの管理」を参照してください。管理者である場合、詳細については「クイック ダッシュボードの概要」を参照してください。
クイック ダッシュボード項目は、以下のいずれかを表すことができます。
オブジェクト リストは、類似したオブジェクトの集合です。たとえば、あるオブジェクト リストにはインバウンド呼を処理するすべてのエージェント グループが含まれていたり、別のオブジェクト リストには特定のエージェント グループ内のすべてのエージェントが含まれていたりします。
1つのオブジェクト リストを表す項目をクリックすると、そのオブジェクト リスト内のすべてのオブジェクトがスーパーバイザ作業域のリスト ペインに表示されます。詳細ペインが表示されている場合は、そのオブジェクトに関する詳細情報が示されます。
グループ オブジェクトには、他のオブジェクトが含まれます。たとえば、エージェント グループや作業場所グループがグループ オブジェクトです。 グループ オブジェクトを表す項目をクリックすると、そのグループ オブジェクトの詳細がスーパーバイザ作業域に表示されます。
末端オブジェクトには、他のオブジェクトは含まれません。たとえば、エージェントや作業場所が末端オブジェクトです。端末オブジェクトを表す項目をクリックすると、そのオブジェクトの詳細がスーパーバイザ作業域に表示されます。
リスト ペインの[アクション]ボタン、詳細ペインの[アクション]ボタン、コンテキスト メニューまたは各クイック ダッシュボード項目のキーボード ショートカットを使用して、クイック ダッシュボードを管理することができます。
リスト ペインで選択されているオブジェクトを表す新規のクイック ダッシュボード項目を追加するには、リスト ペインの[アクション]ボタンをクリックして、[選択済み] > [クイック ダッシュボードへの追加]を選択します。
リスト ペインに表示されているオブジェクト リストを表す新規のクイック ダッシュボード項目を追加するには、リスト ペインの[アクション]ボタンをクリックして、[クイック ダッシュボードへのリストの追加]を選択します。
詳細ペインに表示されているオブジェクトを表す新規のクイック ダッシュボード項目を追加するには、詳細ペインの[アクション]ボタンをクリックして、[<オブジェクト タイプ>] > [クイック ダッシュボードへの追加]を選択します(<オブジェクト タイプ>はオブジェクトのタイプを表します)。
各クイック ダッシュボード項目は、項目の移動、削除、および名前変更のための選択項目が含まれたポップアップ メニューを備えています。このポップアップ メニューを表示するには、対象となるクイック ダッシュボード項目をマウスの第2ボタンでクリックします。ポップアップ メニューの選択項目について、以下に概要を説明します。
移動 >
左―選択したクイック ダッシュボード項目を1つ左に移動します。
右―選択したクイック ダッシュボード項目を1つ右に移動します。
前―選択したクイック ダッシュボード項目を別の項目の前に移動します。
後―選択したクイック ダッシュボード項目を別の項目の後に移動します。
クイック ダッシュボードからの削除―選択したクイック ダッシュボード項目を削除します。
名前の編集―クイック ダッシュボード項目の名前を変更します。
詳細については、「クイック ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。
クイック ダッシュボードは、[スーパーバイザ作業域の表示]、[自宅]、[設定]、[アラーム]、および[モニタ セッション]の5つの標準アイコンを備えています。
[スーパーバイザ作業域の表示]アイコンは、クイック ダッシュボードの左端にあります。スーパーバイザ作業域ビューが非表示の場合は、このアイコンをクリックすると、そのビューが表示されます。スーパーバイザ作業域ビューが存在しない場合は、このアイコンをクリックするとホーム ビューが表示されます。ホーム ビューの詳細については、以下の「[自宅]アイコン」を参照してください。
[自宅]アイコンは、クイック ダッシュボードの左側の、[スーパーバイザ作業域の表示]アイコンの右にあります。デフォルト構成では、[自宅]アイコンをクリックすると、組織レベル(テナント)のプロパティと統計が表示されます。その後、ドリルダウンして、組織内に存在するコンタクト センター オブジェクト(エージェント グループ、作業場所グループなど)を管理することができます。ホーム項目のカスタマイズとリセットの詳細については、「クイック ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。
[設定]アイコンは、クイック ダッシュボードの左側の、[自宅]アイコンの右にあります。[設定]アイコンを使用して、以下の操作を行うことができます。
クイック ダッシュボード内の行数を変更する。詳細については、「クイック ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。
クイック ダッシュボード項目の名前を表示または非表示にする。詳細については、「クイック ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。
自分のカスタム(パーソナル)クイック ダッシュボードをロードしたり、管理者によって用意されたクイック ダッシュボードをロードする。詳細については、「クイック ダッシュボードの管理」を参照してください。
ホーム ビューの設定とリセットについては、「クイック ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。
また、[設定]アイコンにマウス ポインタを合わせることにより、現在のクイック ダッシュボードの名前を表示することもできます。
最後に、管理者は[設定]アイコンを使用してクイック ダッシュボードのリストを管理することができます。詳細については、「クイック ダッシュボードの管理の概要」を参照してください。
チャット モニタ セッションが保留中またはアクティブになっている場合は、クイック ダッシュボードの右側に[モニタ セッション]アイコンが表示されます。このアイコンを使用して、保留中のモニタ セッションを管理することができます。
[モニタ セッション]アイコンの上にマウス ポインタを数秒間合わせると、[状況サマリー]ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、次のような情報が示されます。
要求に関与しているエージェントの名前
要求(チャット)に関連したメディア
メディアの状況(待機中、準備中、無効、または不明)
モニタ要求の状況(保留中またはアクティブ)
最後の要求状況が変わってから経過した時間
[状況サマリー]ウィンドウの例を以下に示します。
[モニタ セッション]アイコンのショートカット メニューには、以下のコマンドが含まれています。
チャット モニタ セッションのキャンセル―保留中のモニタ セッションをキャンセルします。
詳細については、「エージェントのモニタ」を参照してください。
SIPモニタ セッションが保留中またはアクティブになっている場合は、クイック ダッシュボードの右側に[SIPモニタ セッション]アイコンが表示されます。このアイコンを使用して、保留中のSIPモニタ セッションを管理することができます。
[SIPモニタ セッション]アイコンの上にマウス ポインタを数秒間置くと、[状況サマリー]ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、次のような情報が示されます。
要求に関与しているエージェントの名前およびDN
要求(音声)に関連するメディアやモニタ モード(「モニタ」、「ウィスパー指導」、または「割り込み」)およびモニタ範囲(呼、エージェント)
メディアの状況(待機中、準備中、ログアウト、または不明)
SIPモニタ要求の状況(保留中またはアクティブ)
最後の要求状況が変わってから経過した時間
[状況サマリー]ウィンドウの例を以下に示します。
[SIPモニタ セッションアイコンのポップアップ メニューには、次のような選択項目が用意されています。
SIPモニタ セッションのキャンセル―保留中のモニタ セッションをキャンセルします。
割り込みに切り替え―サイレント モニタ セッションから割り込みセッションに切り替えます。
サイレント モニタに切り替え―割り込みセッションからサイレント モニタ セッションに切り替えます。
詳細については、「エージェントのモニタ」を参照してください。
注: SIPの構成を行う際の詳細については、『Framework 7.6 SIP Server Deployment Guide』を参照してください。
Supervisor Desktopのいずれかのビューにアラームが存在する場合は、クイック ダッシュボードの右端に[アラーム]アイコンが表示されます。
[アラーム]アイコンをクリックすると、異常な集約アラーム レベルを有するオブジェクトのリストがリスト ペインに表示されます。これらのオブジェクトの1つを選択すると、そのオブジェクトの下位レベルのアラームのリストが詳細ペインに表示されます。
各リスト ペイン項目には、次のような情報が表示されます。
オブジェクト名
オブジェクト タイプ
集約アラーム レベル(重大、メジャー、マイナー)
重大アラーム数
メジャー アラーム数
マイナー アラーム数
詳細ペインの各項目には、次のような情報が表示されます。
統計名
統計の現行値
アラーム レベル(重大、メジャー、マイナー)および検索方向(超過または未満)
現行のアラーム レベルのアラームの持続時間
いずれかのアラーム レベルの持続時間
詳細については、「サンプル アラーム ビュー」を参照してください。
[アラーム]アイコンの上にマウス ポインタを数秒間合わせると、[状況サマリー]ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、各集約アラーム レベルのオブジェクトの数が表示されます。
[状況サマリー]ウィンドウの例を以下に示します。
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[サマリー]ウィンドウの詳細については、「[サマリー]ウィンドウの表示」を参照してください。
アラームの詳細については、「アラームの表示の概要」を参照してください。
ユーザ インタフェース コントロールの概要については、「主要域とコントロール」を参照してください。