オーディオ リソースの管理
Genesys Administrator Extension は、オーディオ リソースの管理 (ARM) 用インターフェイスを提供します。 これにより、ユーザーは、アナウンス ファイルと音楽ファイルの両方用のオーディオ リソースを管理できます。
ARM はオペレーション パラメーターの管理 (OPM) と統合されているため、ユーザーは、オーディオ リソース名を使用して管理されているオーディオ リソースを動的に選択できます。 パラメーター化ストラテジ、オーケストレーション アプリケーション、パラメーター化ルーティング、または音声アプリケーションとともに使用することもできます。
ARM へのアクセスは、次のように、ロール特権とテナントのアクセス制御権の両方に基づきます。
- 画面、または特定の ARM 機能へのユーザー アクセスは、ロール特権によって管理されます。
- アクセス制御権は、認証されたユーザーがどのオーディオ リソースを確認または変更できるかを定義します。 オーディオ リソースへのアクセスは、テナント別に付与されます。 ユーザーは、アクセス権があるテナントのすべてのオーディオ リソースにアクセスできます。
オーディオ リソースは、次のプロパティを持つオーディオ リソース ファイルのコレクションです。
- 各オーディオ リソースは、1 つ以上のオーディオ リソース ファイルを含むことができます
- 各オーディオ リソース ファイルは、パーソナリティと関連付けられています
- パーソナリティはオーディオ リソース内では一意です。そのため、1 つのパーソナリティは各オーディオ リソース内で一度しか使用できません。
- パーソナリティは、1 つ以上のオーディオ リソースで使用することができます。
オーディオ ファイルをオーディオ リソースに追加すると、自動的に µ-law、A-law および GSM フォーマットにエンコードされます。
オーディオ リソースの共有
Environment テナントは、オーディオ リソースを他のテナントと共有できます。 この共有を、オーディオ リソースのデプロイメントと呼びます。 これは、Environment テナントのみに制限されます。 デプロイメント済みオーディオ リソースは、次のプロパティを持ちます。
- 新しいオーディオ リソースが各共有オーディオ リソースに作成されます (1 テナントに 1 つ)。
- テナントに一致するパーソナリティがない場合、新しいパーソナリティが自動的に作成されます。
- パーソナリティ ID とオーディオ リソース ID は、デプロイメントされるファイルの ID と一致します。
- オーディオ リソース ファイル名は、新しいオーディオ リソースを通じて共有されます。 新しいファイルは、ファイル サーバーには作成されません。 オーディオ リソースには、エンコードされたファイルの名前を他のテナントから見えるようにするメカニズムがあるため、オペレーション パラメーターの管理でも使用できます。
- Environment テナントのみが、オーディオ リソースを他のテナントにデプロイメントすることができます。 テナントが、オーディオ リソースを他のテナントに再デプロイメントすることはできません。
- 環境テナントが、デプロイメント済みオーディオ リソースのオーディオ リソース ファイルに行った変更は、自動的に反映されます。 これには、デプロイメント済みオーディオ リソースのオーディオ リソース ファイルの追加、更新、および変更が含まれます。